概要

フィリピン共和国は面積が日本の約0.8倍で、7100以上の島々からなる国です。首都のマニラはフィリピン北部、ルソン島の南西部に位置し、バターン半島に囲まれたマニラ湾に臨んでおり、政治、経済、文化の中心で、12の市と5つの行政区域から構成されています。玄関口となっているマニラ、セブまでは日本から4時間弱ほどで、豊かな自然と多彩な文化が楽しめます。リゾート地としても人気で、マリンスポーツを楽しむ人々で賑わう島も多数あります。
人々
フィリピンの人口は約8720万人。9割以上がマレー人です。国民性としてはとても明るく親切です。家族や一族の繋がりが強く、恥、恩、義理といった古きよき日本にもあった社会規範が根強く残っています。女性の社会進出も進んでおり、政府機関や企業で男性と対等の役割を果たしています。アジア唯一のキリスト教国で、熱心なカトリック教徒が多いため、教会の発言力が大きいのも特徴のひとつです。
言葉
国語はフィリピノ語という、タガログ語を中心としたフィリピン固有の言語です。公用語はフィリピノ語と英語。アメリカ統治という歴史の影響で他のアジア諸国に比べ英語は格段に通じますが、近年はフィリピノ語教育政策により、一般市民の英語力が落ちていっている傾向にあります。タガログ語が話せれば生活はとても便利になるでしょう。
宗教
国民の83%がローマンカトリックです。プロテスタントなど、その他のキリスト教が約10%、イスラム教が5%弱、フィリピン独立教会系が3%弱という内訳です。
通貨
通貨単位・略号はフィリピンペソ・PH PESO/S(PHP)とセンターボ(C)で、紙幣は10、20、50、100、500、1,000ペソが一般に使われています。硬貨は1、5、10ペソと5、10、25センターボです。
対外貨レートは次のとおり(2008年4月現在)。
1米ドル=41.89フィリピンペソ 1フィリピンペソ=2.64円
両替は、空港・銀行・ホテル・政府公認の商店などで可能です。ただし、マニラと地方の格差が大きいフィリピンでは、地方にでかけるときは必要分のペソをマニラで交換し、持参するのがよいでしょう。地方では交換率が悪いか、交換できない場合があることを覚えておきましょう。
ロングステイ事情
常夏の都市マニラは、スペイン統治時代から残る遺跡など文化的な魅力とともにさまざまなエネルギーに満ちています。また、国際空港があり、マニラと並ぶ第2の玄関都市となるセブは、フィリピン最古の歴史を誇り、リゾートとしても知られる国内屈指の避暑地です。 近年は、政情の安定から海外からの駐在員が増加し、高級住宅街の家賃は値上がり傾向にありますが、一方ではコンドミニアムと呼ばれる高層住宅などの建設も盛んです。いずれにしても家賃の上昇率には注目しておく必要があるでしょう。
気候

フィリピンは熱帯性気候に属していますが、マニラは海からの風もあり、気温が極端に高くなることはありません。年間の平均気温は27℃前後で、8〜9月は台風が多く、シグナル1〜3の段階で警報が出ることを覚えておきましょう。
雨期が6〜10月、乾期が11〜5月ですが、雨期でも日本の梅雨のように降り続くことはなく、午前が曇りで午後に2時間ほど降るというパターンが多いでしょう。服装は日本の夏物とカーディガン程度で間に合うでしょう。
| (月) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高気温(℃) | 30 | 31 | 32 | 34 | 33 | 32 | 31 | 31 | 31 | 31 | 31 | 30 |
| 最低気温(℃) | 24 | 24 | 25 | 26 | 27 | 26 | 26 | 26 | 26 | 26 | 25 | 24 |
| 降水量(mm) | 19 | 8 | 11 | 21 | 165 | 265 | 420 | 486 | 330 | 271 | 129 | 75 |
【時差とサマータイム】
日本との時差は-1時間。サマータイムはありません。
ビザ
21日以内の滞在は、出国の航空券・乗船券があればビザは不要です。それ以上滞在する場合は、観光、業務、就労、留学など目的に応じたビザが必要となります。その際、6カ月+滞在日数以上の残存期間があるパスポートが必要となります。
詳細は、以下の在日フィリピン公館へお問い合わせください。
●フィリピン共和国大使館(領事部)
TEL:03-5562-1600〜2
管轄区域:新潟、長野、静岡県以東
●大阪総領事館
TEL:06-6910-7881〜3
管轄区域:富山、岐阜、愛知県以西 (沖縄県を除く)
●在那覇フィリピン共和国総領事館
TEL: 098-892-5486
管轄地域:沖縄県
情報・写真提供:フィリピン政府観光省
