概要

広大な面積を持ち、雄大な自然がたくさん残されている北の大地、北海道。冬は厳しい寒さに見舞われますが、春から夏はとても過ごしやすく、避暑として季節限定のロングステイをする人も増えています。
新鮮な魚介類や野菜、乳製品といった豊かな“食”や、地元に根づいたさまざまな祭りやイベントなど、多彩な楽しみが詰まったエリアです。
道全体の面積は約7万8400平方キロメートルで、総人口は約560万5000人です。
ロングステイ事情
北海道では、平成17年よりロングステイ=移住を積極的に実施している自治体と道庁が連携して、「北の大地への移住促進事業」というものを立ち上げています。これには道内180市町村の中の100市町村が登録、参加をしています。ロングステイヤーの相談にのる「ワンストップ窓口」の開設や、シーズンステイや体験移住生活「ちょっと暮らし」を行い、移住者の受け入れを歓迎しています。
平成18年度の「ちょっと暮らし」の実績では、道南エリアの室蘭市や函館市が多く、この「ワンストップ窓口」を通して実際に移住した人数も函館市が最も多かったとのことです。
このワンストップ窓口を通さずに自主的に長期滞在をしている人や、札幌市などは登録されていないので、正確なロングステイ人数を掴むことは困難なのですが、各都市の話を聞いてみると、年々増加している傾向にあるのは間違いなさそうです。
そこには、年ごとに厳しくなる夏の暑さを回避するという目的に加え、知床の世界遺産登録やプロスポーツチームの隆盛、動物園などのエンターテインメント施設の人気などの影響もありそうです。
札幌市の概要
北海道開拓の拠点として発展し続けた札幌は、約1120平方キロメートルの面積を持ち、人口は北海道全体の1/3を占めるほどの約185万人を超えるほどです。観光としても、地元の人の憩いの街としても大いに活用されている、北海道内の大都市といえるでしょう。その分、利便性も高く、この地を選ぶロングステイヤーも少なくはありません。
札幌市の交通
札幌駅から新千歳空港駅までは快速で約36分ほど。北海道の空の玄関口ともいえる新千歳空港は、道外の各都市からの航空便を迎え入れています。
また、上野駅や大阪駅からは札幌までの寝台特急も運行されています。
函館市の概要
北海道の南端に位置する函館市は豊かな自然と都市機能を同時に備えた中心都市です。面積は約680平方キロメートルで、人口は約30万人です。
市街地には函館公園や五稜郭公園、見晴公園、市民の森、昭和公園など、さまざまな特徴をもった美しい公園がたくさんあります。
函館市の交通
函館市は本州と青函トンネルで繋がり、鉄道、航空便、航路とすべての面で恵まれた交通アクセス環境です。
市内の中心部から約20分ほどで函館空港があり、JR函館駅からは札幌や青森方面への特急列車が発着しています。今後は北海道新幹線や高速自動車道の開通も予定されているとのことです。
札幌まで=特急「スーパー北斗」で約3時間
青森まで=特急「スーパー白鳥」で約2時間
東京まで=飛行機で約1時間半
室蘭市の概要
函館市と並んで移住体験「ちょっと暮らし」で人気が高かったのが室蘭市です。山があり、海があり、意外と雪が少なく、医療施設が整っている室蘭市は、人口約9万8700人の街です。
室蘭沖ではイルカやクジラ、オットセイが見られることもあります。
室蘭市の交通
洞爺湖温泉、登別温泉まで、車で約30分ほどという好立地です。気軽に温泉が楽しめるのが嬉しいですね。
札幌までは道央自動車道で約1時間30分、新千歳空港までは約1時間です。
飛行機に乗り継いで、東京までは最短で約3時間ほどで到着します。
気候
広大な面積ゆえ、道内でも函館や札幌といった南部の都市エリアと旭川以北の北部では、気温の差に開きがあります。
比較的ロングステイヤーに人気が高いのは南部のようなので、一例として札幌の気温の変化を紹介しましょう。
11月から平均気温は5度以下になり、グッと冷え込んできて、雪がちらつくこともあります。本格的な冬の到来となる12月から2月までは平均気温も氷点下となり、3月でも最高気温は4度以下です。3月から4月にかけて雪解けも始まり、最高気温がようやく10度を超えるようになってきます。
5月、6月には最高気温が20度前後になり、夏の到来を予感させます。
7月にはやっと平均気温も20度を超え、カラリと晴れた空とさっぱりとした暑さの夏本番となります。8月は最高気温が25度を超える日も出てきますが、お盆を過ぎる頃には風も冷たくなり、短かった夏の終わりを感じさせます。
すっかり秋らしくなった9月、10月は平均気温も15度前後から10度前後という過ごしやすい季節となりますが、10月の下旬には例年初雪が降っています。厳しい冬がやってきます。
夏は短いのですが、冬との気温差も大きく、四季の移ろいがとてもはっきりしているのが北海道の気候の特徴といえるでしょう。
| (月) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高気温(℃) | 3.3 | 7.7 | 8.7 | 17.8 | 26.3 | 26.7 |
| 最低気温(℃) | -12.3 | -11 | -5.8 | -2.5 | 4.2 | 7.3 |
| 降水量(mm) | 13.5 | 26 | 34 | 53 | 15.5 | 15.5 |
| (月) | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 最高気温(℃) | 30 | 32.8 | 26.8 | 23.2 | 16.9 | 6.8 |
| 最低気温(℃) | 14.7 | 17.7 | 9.6 | 0.1 | -2.4 | -6.4 |
| 降水量(mm) | 39.5 | 14.5 | 22.5 | 29.5 | 45 | 37 |
情報提供: 北海道 企画振興部地域振興・計画局 地域づくり支援室(移住・交流グループ)、 ようこそさっぽろ、 函館市定住化サポートセンター
