概要

西はリヒテンシュタインとスイス、南はイタリアとスロベニア、東はハンガリーとスロバキア、北はドイツとチェコに隣接しています。政治、経済の中心となるのが首都のウイーンで、オーストリアを構成する9連邦州のひとつでもあり、市内には国の人口の20%が集中、被雇用者の26%が働いています。市は23の区に分かれており、市の西北から南にかけての広大な丘陵森林地帯が「ウイーンの森」で、市内を流れるドナウ河やアルテ(古い)ドナウと共にウイーンを象徴している美しい風景が楽しめ、ロングステイヤーにも高い人気を得ています。
人々
オーストリアの人口は約820万人。その大部分はゲルマン民族ではありますが、ウイーンの中にも少数のチェコ人とスロバキア人の民族言語を話す集団が約1万人居住しています。戦後、ユーゴスラビア、トルコなどからの出稼ぎ労働者が数万人流入し、東欧諸国からの亡命・避難者も加わった結果ともいえます。
言葉
全国人口の98%はドイツ語を話します。しかし、独特の調子と抑揚があり、発音がドイツのドイツ語とは微妙に異なり、語彙の相違もあります。また、国内の少数民族の言語も公用語として認められています。観光地やホテルなど外国人観光客に接する業種以外では英語も仏語も通じにくいので覚えておきましょう。
宗教
全国人口の8割近くがカトリックです。ほかには、プロテスタントが約5%、その他、ユダヤ教などが少数です。
通貨
オーストリアシリングの効力は終了し、現在はユーロが法定通貨となっています。
通貨単位・略号はユーロ・EURO/S(EUR)で、紙幣はユーロ(EUR)5、10、20、50、100、200、500の7種類。硬貨はセント(CENT)1、2、5、10、20、50、EUR1、2の8種類。
対外貨レートは次のとおり(2008年4月現在)
1米ドル=約105円
1ユーロ=約166円
1ユーロ=13.7603オーストラリアシリング(固定レートで不変)
ロングステイ事情
オーストリアは、音楽や芸術の街といえるウイーンや、豊かな自然が残されているチロル地方など、文化と自然の両面の魅力を持っています。 また、ロングステイをするうえで気になる治安に関しても、ヨーロッパで1,2を誇るほど安全だといわれています。交通機関も発達しており、快適な生活をおくることができるでしょう。
気候
オーストリア全体は温帯に属します。
しかし東部は大陸性気候に近く、海洋・大陸両方の影響を受け、内陸型の温度変化も見られます。真夏でも蒸し暑いことはあまりありませんが、年間を通じて昼夜の気温の差が激しいのが特徴です。
夏(6〜8月)は気温が30度を超える日もありますが、空気が乾燥しているので蒸し暑くなく、しのぎやすいでしょう。一方、冬(11〜3月)は日が短く気温も-10度くらいまで下がることもあります。寒さが厳しく、雪も多いので防寒服は必需品です。
| (月) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高気温(℃) | 3 | 5 | 10 | 15 | 21 | 23 | 26 | 25 | 20 | 14 | 8 | 4 |
| 最低気温(℃) | -2 | -1 | 2 | 6 | 11 | 14 | 15 | 15 | 12 | 7 | 2 | -1 |
| 降水量(mm) | 37 | 39 | 46 | 52 | 62 | 70 | 68 | 58 | 54 | 40 | 50 | 44 |
【時差とサマータイム】
日本との時差は-8時間。3月の最終日曜から10月の最終土曜まではサマータイム期間となるので、-7時間となります。
ビザ
外交・公用、6カ月以内の観光および報酬を得ない商用を目的とする滞在は、ビザが不要です。6カ月以上の滞在および就労目的の場合は在留許可申請が必要となります。
※滞在ビザを必要としない6カ月以内の滞在であっても、ホテル、ペンションなど旅行者用の施設として登録された場所以外に住居を構える場合は、72時間以内に管轄の警察に滞在届を提出する必要があります。
情報・写真提供:オーストリア政府観光局
